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star3.0
デヴィッド・リンチ好きなら必見、彼の幼少期から「イレイザー・ヘッド」までを綴るドキュメンタリー。以下自分のための備忘録。心に残ったことリスト。 ・ナレーションやインタビュアーが一切入らず、本人の語りのみで進んでいく構成が素晴らしい。 ・本人が言葉を詰まらせると、プツンとその話題はそこで終わる。 ・終始映される彼の絵があまりに不気味でおぞましく、全然話の内容に集中できないこともしばしば。 ・他の兄弟には塗り絵を与えたのに、創造性の高いデヴィッドには決して与えなかった母。 ・何かをやらなくちゃいけないとき、何かをやりたいとき、何でも半分もってくれる父。 ・子供の頃に家の近所で見た不気味で哀れな全裸女。 ・家と友達とアートと3つの人生があり、なるべくそれらに交わってほしくないという思い。からの、父が卒業式に来てしまったときの恐怖感。 ・高速道路で白い線を延々と見ていたら夢うつつになった話。 ・彼が語る音声だけで進み語っている最中の映像が全然無い演出良いな、と思っていたので中盤普通に映像がちょっとだけ差し込まれて少しがっかりした。 ・やばい街、フィラデルフィア。 ・大学時代に近所に住んでいた狂った女。四つん這いで庭を走り回って「私はチキン!」と言ったり、妙な性的アピールをしてきたり。 ・道で挨拶しただけなのに強い敵意を向けてくる子持ちの女。 ・「0.9502秒前に撃たれた男」の絵。 ・死体安置所の見学。そこにいる一人一人の物語について思いを馳せる。 ・腐る過程の観察。果物、鳥の死骸、ラップに包んだネズミ。意気揚々と父親に見せ、父親の表情を見てショックを受ける。父曰く「お前は一生子供を持たない方がいい」、しかしちょうどその頃ガールフレンドがデヴィッドの子を身籠っている皮肉。 ・映像作品「アルファベット」の、精神をヤラれる、おぞましすぎるヤバさ。 ・自分で作ったセットの中にいると、そのセットの外にある実際は存在しない強烈な世界を想像してうっとりできるから好き、という独特な感性。 ・映画の進行とともに作り続けていたあのアート作品は結局完成したのだろうか。気になる。
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