とんでもない豪華キャストでしたね。デ・ニーロとモーガン・フリーマンのツーショットって何気に初じゃない？　それだけで、すんごい作品を観た気分になる。個人的には、このキャストで、コメディではなく、骨太なマフィア映画とかやってほしい。とはいえ、そんな作品撮ろうものなら、とんでもない予算がかかるんだろうなぁ。今回はラスベガスロケで、コメディだからみんなご機嫌で撮影してたんだろうなぁ。そうでなければ、このキャストは揃えられまい。 ストーリーは正直そんなに面白いとは思わなかった。おじいちゃんたちの夢というか妄想を映像化させたような作品だった。みんなパワフルだけど、現実のおじいちゃんたちはそうはいかないだろう。ラスベガスといえど、若い女の子とワンナイトラブとかそんな上手い話はないだろうし、２日で恋して上手くいくなんてのも中々突飛だと思う。黒人のホテルマンが、今までのお客さんで一番クールだったというセリフがあったけど、いまいちリアリティーがない。 この作品でそんなことをいうのは野暮なのはわかる。観客はそんなリアリティーなんて、この作品には求めてないのだ。わかる。わかるけどなぁ。 でも、役者がすごいからいいのだ。この４人が集まってるというだけで、最早、至高の作品といっても過言ではない。それに、このおじいちゃんたちの関係性もとても良いではないか。『ハングオーバー』みたいだったし、幼馴染みがいくつになっても集まって、バカをやってるなんて素敵ではないか。そういう関係性の仲間って本当に憧れるよね。 久々に幼馴染みに連絡しようかな。