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ジュネ
star1.5
2020年40本目は、ドイツに実在した猟奇殺人犯を主人公に描かれるスリラー『屋根裏の殺人鬼フリッツ・ホンカ』。 ------------------------------------------------------------ これは見てるのが結構しんどい映画でした。フリッツ・ホンカは交通事故が原因で顔が歪んでしまったんですけど、作中に登場するフリッツは実物よりもメイクアップでずっと醜い造形にされているんですね。そんな彼がドアップで迫ってくる上に、この男から滲み出る生理的な嫌悪感が尋常ではないです。顔が醜いというよりも、こいつの場合は人格が破綻していて、まるで理解が及びません。 ------------------------------------------------------------ 特に酒を飲むと正気を失い、すべてを暴力で解決しようと試みる。しかも始末の悪いことに、フリッツの餌食になるのは全員女性なんです。女性が強引にレイプされ、あげく顔を殴ったり蹴ったり、最終的に殺して解体したりと、2時間近くそんなことの繰り返しなので見てて非常に不愉快でした。ターゲットになる女性も60代のヨボヨボなお婆さんだったり、100キロ近くはあろうかという巨漢のおばさんだったりと美しい瞬間が1つもないです。 ------------------------------------------------------------ もちろんこれは意図的な演出でしょう。被害者たちは皆、戦争が終わった後もずっとそのトラウマに苦しみ、格差の広がる社会のなかで這い上がることもできず、しかも自堕落な殺人犯によって命を奪われてしまいます。その理不尽さを煽る構図は分かるのですが、単純に体が拒否しちゃうほど絵面が「不潔」で仕方なかったです。
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