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老いて益々その力を増し、絶対的地位を築き上げたマイケル・コルレオーネ。 かつての行いを悔い、家族を大事にし、裏社会から足を洗おうと最後の大仕事に精力を傾けるが、過去の業がそれを許さない。 過去2作で蓄積された悲しみが一気に押し寄せるような、怒涛の哀愁と絶望。どんなに望んでもやり直せない人生があるということが、マイケルの「もう自分には無理だ」という言葉の重みを感じさせてくれた。 最後のマイケルの叫びは心に刺さって言葉を失った。 悲しすぎる最後。もっと違う終わり方もあったのかも知れないが、敢えてそれを選んだのがこの作品の主張なんだと思う。 余韻半端なかったです。
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