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Netflixで観賞。外典(Apocrypha)とは良く言ったもので、これは観る人によって正典にも成りうる作品です。聖杯大戦の名よろしく、正に総力戦です。何も考えずとも、戦闘シーンの格好良さだけで十分に楽しめるでしょう。登場人物は確かに多いですが、嫌悪感を抱かせるキャラがいないのも好印象です。しかしこの作品の真の魅力はラスト5話に詰まっています。アタランテとアキレウス、モードレッドと獅子劫、セミラミスと四郎、そしてジャンヌとジーク。皆が皆、ただ真っ直ぐにひたすらに、自分の願いを求める様は見ていて胸が熱くなります。その想いや感情のぶつかり合いが心に響いてきます。四郎の言う「人類の救済(魂の物質化)」に対し、ジャンヌの「人類への不信」という言葉は考えさせられました。最後となりますが、ジークとジャンヌがこの先、幸せになることを祈るばかりです。
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