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青木琴美の同名ベストセラーコミックを映画化した純愛ストーリー。20歳まで生きられないと宣告された少年と、彼を献身的に支えようとする少女のもどかしい恋の行方が描かれる。 青木琴美のコミックスは何も読んだことはないけれど、度々映画化されていますね。この人の作品は、禁じられた設定だったり、叶わない恋だったり、哀しい恋愛ばかりです。 私は、この時の真央ちゃんの髪型がとてもかわいくて観たかったのだけど、やっぱりかわいかったな。服装とか雰囲気とか、全てかわいかった。袴も似合っていて良かったよ。 あと岡田将生。この人、演技を見るといつもかっこいいなと思っちゃうのだよね。 逞は、心臓の病気で運動が出来ないから、男らしいところは見せたくても見せられない。だから、男としては頼れないし繭を守ることも出来ない。でも繭はそんな逞をとても大事に想っています。 2人は幼馴染で、20歳まで生きられないと知りつつも「大人になったら結婚しよう」と約束。しかし、時が経って自らの余命を自覚した逞は繭を遠ざけようと、遠方のレベルの高い高校を受験する。でも繭は内緒で猛勉強し、一緒の高校に見事に合格する。 高校に入ると、鈴谷という少年が繭を姫と呼び近づく。彼は、逞に「お前は死ぬから、繭を幸せにできない。だから今のうちに分かれてあげることが、彼女に唯一おまえがしてやれることだ。」って言うのですよ。彼のお父さんは、逞と同じ病気で死んじゃったのですよね。初めは傲慢で嫌味な奴だと思ったけれど、そんな理由もあったのさ。遺された経験者なりの発言だったわけだ。細田よしひこって独特の雰囲気がある俳優だよね。学園の人気者っていうキャラはちょっと違和感がある。 運命はいつ誰に降りかかるかわからない。このお話はかわいそうな人が多すぎる。平井賢が歌う「僕は君に恋をする」がしんみりさせます。
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