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若い頃、ファッション雑誌で初めてみて ジャケットデザインがカッコよく、憧れていた作品。 なのに今更の視聴。 実は、クリント・イーストウッド関連の作品はあまり積極的に 観てこなかったのだけど、この作品を観て「グラントリノ」に引き続き、 クリント・イーストウッドが好きになった。 いろんなんニュースから、正直あまり良い印象ではなかったのですが、 アメリカ、いや世界に理想をもち、問題提起とともに示唆をするクリエイター のお一人なのだと理解が進んで来ました。 (分かってないとファンの方からお叱りいただかもですが・・) 同じ殺人犯でも、その時の自分勝手な感情で殺める殺人犯と 弱いものを助けるために殺める殺人犯の対比を見せ、 犯罪は犯罪者の中だけに原因があるのではなく、社会そのものにも 深刻な原因があるのだと示唆をし、 増え続ける犯罪を減らし、無くすべく その社会の側にある問題を根底から解決するには 家庭・親の愛を育み、 人を見た目で判断せず理解し合うことが人間関係を素晴らしいものにし、 人はあるがままを尊重し生きることで人に優しくなれる、 などなど、 とっても大切なことを学んだ。 公開されてからまもなく30年。 むしろ現代こそ、その示唆を受け取るべきときと思えた。 映画は時代を超えて大切な原理を表現し、残すことができる 数少ないメディアであると再認識。 観てよかった!!
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