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よくよく考えたら人生で初めて観たスーパーマンだったリターンズ。 当時は飛行機墜落を阻止するシーンだけが記憶に残っていて、そこからは「どうせスーパーマンが助けるからどうにでもなるでしょ」と冷めた目で観ていたようだけれど、しかしU.N.C.L.E.から流れ流れてスプス好きになった今ならはっきりと分かる、スーパーマンらしさがリターンズにはあると思う。 マンオブスティール以降のリブート、苦悩すればいいってもんじゃない。苦悩しながらも揺るがぬ正義であり、希望の象徴なのがスーパーマン。タイツとマントで空飛んでりゃスーパーマンなわけじゃないのです。 クリストファー・リーヴのスーパーマンから直系に存在するこのリターンズは、確かにアクションや作品のメリハリ、所々の設定など物申したい人はいるだろうと感じなくはないけれど、過去の作品へのリスペクトをひしひしと感じます。 ロイスの言葉に傷付きながら、地球を宇宙から眺め、助けを求める声に耳を傾ける。如何なる時も見守ってくれているのだと人々に勇気を与える姿。 それこそがスーパーマンの美しさだと、強く感じられる作品です。 ここからの続編が頓挫してしてしまったことが悔やまれてなりません。 ブランドン・ラウスの演じるクラーク・ケントとスーパーマンがもう一度観たかったな。
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