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林芙美子の自嘲的だけど、開き直りが気持ちいい自伝。 男運が悪く、貧乏から抜け出せない芙美子(高峰秀子)が読者の支持を得て、押しも押されぬ大作家となり、母親(田中絹代)を引き取って大邸宅に住むまでを描く。 男運が悪い、というのは騙されやすく、惚れっぽく、男を見る目がなく、人がいいということだが、本当はすぐ近くにいい人が居たのだが。 高峰秀子のメークや演技はこれまでと違い、作者を意識した感じだ。 成瀬巳喜男監督、1962製作の作品。
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