うわーよかったー。おそらく万人ウケする映画。自信をもって人にすすめられる。手元に置いて、元気が出ないとき観返したい。 | 料理、仕事、ファミリーという３つの要素を持つ映画だが、それぞれが全く無駄なく、きれいに調和がとれている。 料理シーンはふんだんにあり、どれもめちゃめちゃおいしそう。シーンのたびに明るい音楽が流れるのもよい演出。一流コックの屋台、食べてみたいなぁ。 | 仕事の要素に関して。一流レストランをクビになり、屋台を出店してその楽しさに目覚めるという展開は、会社の規模にとらわれず、小規模でも自分のやりたいことを貫けという社会人へのメッセージを感じる。転職後の彼は仕事や家族関係全てがうまくいき、表情もガラッと変わっていた。人間やりたいことをやるのが一番なのかな。おそらく作り手もこういうメッセージを意図しているはず。 | 父と息子の触れ合いもよかった。前半あまりうまくいってなかったぶん、後半どんどん打ち解けてきた親子が可愛らしかった。父親にSNSの使い方を教える...あるあるですね。笑 今作ではSNSも重要な役回りだった。最後の動画よかった～。 | キャスパーの料理へのプライドと真摯さがすごく伝わってきた。炎上動画のシーンは面白かったけど、少し心にも響いた。作り手はいつだって一生懸命やもんね。それを偉そうに批判されたらそりゃ傷つく。料理人という形ではあるが、映画制作をするものとしての気持ちがこもっているような気がした。屋台開始後のいきいきとした彼がすごく好き。 あと、マーティンがいいやつすぎる。あんな友達いたら一生の財産。 | 登場人物もいい人ばかりですごく元気になれる作品。上記の通り、作り手の伝えたいこともたくさん練り込まれている気がした。良作からは得られる教訓も多い。 ほんとはスカヨハとロバート･ダウニー･Jr.目当てだったけど、ふたりの出番はあまりなかった。