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「淫乱書生」という題から、不潔でドギツイ、韓国独特のエロ映画か?と思って観たのだが、どうしてそうではない。 エロ・シーンなどは極力控えめで、寧ろ健康的というか、清潔感さえ漂う。 また、どちらかというとコメディであり、かなり腹を抱えて笑える場面もある。 さらには、ラストに向けて、究極のラヴ・ストーリー的な展開になり、肉欲を離れたところで情愛が昇華する・・・みたいな、何とも不思議な終わり方であった。 知的な青年貴族がエロ小説を書き、変な友情を感じる官吏が挿絵を書くのだが、この二人の会話が長回しで撮られ、二人の妄想がCGで挿入されるなど、かなり凝ったところもあり、非常に面白かった。 140分あまりとかなり長尺だが、ガマンできる範囲であり、なにより、随所に笑えるのが良い。
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