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『猿の惑星』シリーズ第4弾。監督はドン・テイラーからJ・リー・トンプソンとなって主演はシーザー演じるロディ・マクドウォールだ。マクドウォールは前作のコーネリアスを演じていた。 前作より20年が経ち、成人したマイロ。サーカス団長だったアーマンドに助けられていた。初めてメガロポリスを訪れた際に虐待を受けている猿たちを見て大声を上げていた。マイロはなんとかして逃げ出せたものの、警察に捕らえられたアーマンドは真実を語った上で命を落とす。彼の死を知ったマイロは奴隷と化している仲間の猿に呼びかけ、人間への反乱を企てるのだった。 メッセージ性はとても強いんだが、“征服”まではいってない。一つの施設を制圧した程度では征服とはいえないだろう。それに施設のみでストーリーが進むので、目新しさは感じない。争いのシーンも最初は勢いがあって良かったが、シーザーたちの心情を表すことがなかったので、殴る・蹴るのバイオレンスなシーンになってしまった。ただ、シーザーの演説や数少ない動物の想いに対して惹かれるものがある。マクドウォールの隣にはキム・ハンターの方が合っていると思った。
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