この映画の凄いところはニュースにとりあげられた理由でして、なんと全米での興業収入がたったの72ドル！いくら1週間限定での公開、公開規模がたった1館とはいえ子供のお小遣いじゃないんだから…。本作に主演しているノエル・クラークは頻繁に自分で監督・脚本を担当しているものの、ぶっちゃけ才能は乏しいと思います。 主人公は最近女にフラれたばかりなのですが、実は親友に寝とられていたことが発覚し、三角関係のもつれになります。本作、わずか80分弱の映画なのに、この凄いメイクの下手な年増のブスをオッサン二人が取り合う過程に時間を半分も使うのです。こんな誰も見たくもない、不必要な人間描写に時間割きまくってる時点でなんだかなぁ…といった感じ。 その後も半分過ぎてから新キャラ出してくる間の悪さ、最後の倒しかたのショボさなど、グロシーンはむちゃくちゃえげつなくて頑張ってるのに、それ以外がもうズタボロで見ていられませんでした。このレベルだとそりゃあ誰も見に行かないかもしれません…トホホな映画です。