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【ヌードな映画】 ◇瀧内公美◇ アパレルショップの店長という一見華やかなキャリアでありながらその実、いろいろ行き詰まっていた主人公真知子が、気まぐれにSNSの裏アカウントを作り、自らの下着姿を投稿したら思わぬ反響が帰ってきたことに快感を覚え、より過激な、時には自らのセックス動画を投稿するようになる・・・。 『火口のふたり』で瀧内公美に魅せられてしまった私にとってスルーするわけにはいかない映画。 だがしかし、映画そのものはどうにもうっすい厭世観が鼻につく。もしかしたら、若い世代の方たちには共感出来る要素があるのかもしれないが、だいぶおっさん世代の私には、特に【ゆーと】という若者に対して「なにぬくい事言うとんねん」としか思えず、というか彼のキャラ設定自体がなんとも狙い過ぎでムリがあって受けつけなかった。 なんでも本作の脚本はTSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2015 準グランプリ受賞作品らしいのだが・・・ん〜、はあ、そうなんですか。 で、肝心の瀧内公美。 『火口のふたり』で演じた役でキネ旬の主演女優賞に選ばれるなど、大きな話題になったわけだから、このような【脱ぐ】役のオファーが来るのはまあ既定路線だとは思うが、本作に関しては【脱ぎ損】に思えてしかたがない。 また、彼女が役どころに共感してオファーを受けたのか、それとも「まだまだ役を選べる立場にない」と考えてのことなのか、少し気になるところだ。 【U-NEXT】
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