
dreamer

Green Lantern
Avg 2.7
「スーパーマン」、「バットマン」の2大ヒーローを抱えるDCコミックの人気作品と言われている「グリーンランタン」。 超文明を持つ種族がいて、宇宙を3,600のセクターに分割し、それぞれの中から選抜されたメンバーに、意志の力を自在に操れる「パワーリング」を与え、宇宙の平和維持にあたっている。 そんな設定で、すぐに思いつくのは、スペース・オペラの元祖的な作品と位置付けられる「レンズマン」で、アメコミ・スーパーヒーロー版といった感じなのだ。 全宇宙から様々な種族が集まる中、地球人が原始的な種族としてバカにされているところも、たいへん面白い。 だが、残念なことに、面白いのは設定だけで、映画はその面白さを活かすことができていない。 もちろん、全宇宙的規模のスケールの事件に巻き込まれ、次第に頭角を現していく主人公の話に、時折り、異星人にスーパーヒーロー・セットを与えられて、ご近所の問題を解決するダメ男みたいな話が混じってくるのは良いとして、せっかくのスケールが、小さいところ小さいところへと収束してくる話の作り方にしたのは失敗だろう。 なぜなら、全宇宙の脅威と組織の総力をあげて戦う、と言っていたのに、尖兵にされた不憫なダメ科学者を死に追いやり、不死の種族が転じた化け物を、一人で太陽にぶち込んで燃やしてオシマイというのは、いかにもまずい。 恋人はともかく、家族(兄弟や甥)、友人のエピソードも不要だ。 既に一刻を争う自体が起こっているはずなのに、主人公をのんびりと訓練しているチグハグさ。 よくこんな脚本にゴーサインを出したなと思いますね。 画面中が、CGで埋め尽くされているのは、作品の性質上、仕方がないと思う。 ポジティブな面で考えれば、3D感は比較的よく出ていること、主人公のスーツを、物理的な衣装ではなく、CGで表現するという目新しい手法の面白さなのかもしれない。 主人公のライアン・レイノルズは、デッドプールを演じさせられた時よりはマシな扱いになっている。 ティム・ロビンス、ブレイク・ライブリー、ピーター・サースガードあたりまでは顔がわかるが、マーク・ストロングやティムエラ・モリソンは、それと知っていないとわからないと思う。