【主役が変わる映画】
明かされるダンブルドアの秘密。物語の軸は彼にまつわるもので、主役はもはや彼自身。ハリー・ポッターシリーズにも繋がっていくワクワク感で、ファンは鑑賞絶必の一本。
◆トリビア
○ 前作「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」は、世界で日本がNo.1のヒットだった。(https://eiga.com/movie/92527/special/)
〇 ダンブルドアはゲイ。(https://news.yahoo.co.jp/articles/284fbff520af97ad15f0178c2ddbaa2376e4ba8e)
○ 「ファンタスティック・ビースト」シリーズは5作品で構成される予定で、本作はその3作品目。(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密)
○ 前作までグリンデンバルド役を演じたジョニー・デップは、家庭内暴力が原因で降板した。(https://ja.m.wikipedia.org/wiki/ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密)
○クリーデンスを演じたエズラ・ミラーが治安びん乱行為とハラスメントの容疑で逮捕され、彼が関わる映画の新作プロジェクトは一時停止されている。(https://www.cinematoday.jp/news/N0129537)
〇エディ・レッドメインは大の日本好きで、過去3週間滞在していたことがある。(https://news.yahoo.co.jp/articles/284fbff520af97ad15f0178c2ddbaa2376e4ba8e?page=2)
○ 東京・としまえんの跡地に『ハリー・ポッター』のスタジオツアー施設が2023年誕生予定のほか、舞台もアジアに初上陸予定。(https://www.fashion-press.net/news/80536)
◆関連作品
〇「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」(’16)
シリーズ第1作。この作品で、原作者のJ・K・ローリング自身が初めて脚本を手掛けた。プライムビデオ配信中。
〇「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」(’18)
シリーズ第2作。ジョニー・デップがグリンデルバルドを演じた最後の作品。プライムビデオ配信中。
〇「ハリー・ポッターと賢者の石」(’01)
「魔法ワールド」フランチャイズ第1作。日本での興行成績は当時『千と千尋の神隠し』『タイタニック』に次ぐ第3位を記録。プライムビデオレンタル可。
〇「リリーのすべて」(’15)
エディ・レッドメインが世界で初めて女性に変身した男を演じる。プライムビデオ配信中。
◆概要
「ハリー・ポッター」シリーズの前日譚「ファンタスティック・ビースト」シリーズの第3弾。「魔法ワールド」フランチャイズでは11作目となる。
【脚本】
J・K・ローリング(原作者)
【監督】
デビッド・イェーツ(「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」以降の全シリーズ作品を手がける)
【出演】
「リリーのすべて」エディ・レッドメイン
「リプリー」ジュード・ロウ
「エイリアン: コヴェナント」キャサリン・ウォーターストン
ダン・フォグラー
アリソン・スドル
「ジャスティス・リーグ」エズラ・ミラー
「さよなら、僕のマンハッタン」カラム・ターナー
「007/カジノ・ロワイヤル」マッツ・ミケルセン(前作までのジョニー・デップに代わりグリンデルバルド役)
【公開】2022年4月8日
【上映時間】143分
◆ストーリー
魔法生物を愛するシャイでおっちょこちょいな魔法使いニュートが、恩師のアルバス・ダンブルドアや魔法使いの仲間たち、そして人間(マグル)と寄せ集めのチームを結成し、史上最悪の黒い魔法使いグリンデルバルドに立ち向かう。その中で、ダンブルドアと彼の一族に隠された秘密が明らかになる。
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◆以下ネタバレ
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◆ダンブルドアの秘密
本作の軸は彼とグリンデルバルドとの対峙。冒頭も終わりもどちらもダンブルドアで括られていたし、主役は完全にダンブルドアだった。明らかにされたクリーデンスとの関係、そしてまさかの同性愛者。ダンブルドアのキャラクターが深掘りされつつ、あのホグワーツ魔法学校や村、“必要の部屋”も登場。シリーズを知っていれば知っているほど、“魔法ワールド”愛が強い人ほど楽しめる一本になっていたと思う。
◆映像美
ブータン城下、壁に閉じ込められる兵士や、カバンから溢れる無数のパンに本。ダンブルドアとグリンデルバルドの“攻め”と“守り”の魔法バトル。クリーデンスとの街での魔法バトルも凄まじい迫力。一瞬のカットながら、魔法の世界から180℃くるりと地上に回り込む二人の映像に一瞬で頭がくらむほど、深く没入していた。魔法の映像美はシリーズ通してさすがの本作。
◆緩急
ボウトラックルをスルーしてコインを掴むニフラー(笑)、胸を膨らませて巨鳥と化すワイバーン、一緒にポーズを取りたくなるエビのような魔法動物マンティコア。可愛らしい映像美が各所に挟まれる、魔法バトルとの緩急ある映像美も素晴らしい。収容所の底から伸び上がるあのサソリのシッポのような魔法動物もひたすらおぞましかった。緩急という意味では、シリーズで最も今回大活躍だったマグルのジェイコブ。パン屋でついに式を迎えるラストも、過去のクイニーとの経緯を振り返れば実に微笑ましかった。
引用元
https://eiga.com/movie/92527/
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/エディ・レッドメイン