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この作品を観るために1カ月ほかの映画絶ちをして復習に勤しんできたけど、その甲斐あった153分だった。以下、ネタバレしないつもりだけれど、勘のいい人はカンづいてしまうかもなのでご了承を。 ******** 今作では、ルークにいったい何があったのか明かされるのだろうとは思っていたけど、そんな謎解きじゃなくて、この作品はルークによる、ルークのための、ルークの話のような気がした。 もちろん次世代のレイとレンの確執、フィンやポーの活躍など活劇や興奮の枚挙にいとまはないけれど、ルーク、いやもといフォースの結びつけるチカラみたいなのがずっと通奏低音のように流れてる。 前作よりも過去の6作との繋がりも深いように感じる。それに親しんできた我々にとって、まさしくルークのように「それはズルいよ」と言いたくなるようなシーン、だからこそルークの葛藤を感じることのできるシーンが挟み込まれてる。特に、旧6作での重要な役どころの「彼」が出てきたとき流れるあの音楽…それを聞いてぱぁっと、ルークの若い時に経てきた冒険が思い起こされる。それはいたく、いたく感動的だった。 でももちろん、過去へのオマージュだけでなく、それがどう次世代へ受け継がれていくのか、その辺りの描き方も素晴らしい。 時代は引き継がれるもの。それが定めだし、美学。そういう意味で「最後のジェダイ」というタイトルは的を射ている。 また何度も見返して、細部を楽しみたいと思っている。
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