既に令和の時代なのですが、平成生まれの私からしても、少し古い設定の映画だなぁと感じました。今時あんなステレオタイプな、子供を抑圧するタイプの悪い大人いますかね…？逆に、大人相手にあんなに反発する子供もいない気がします。アニメのギャグっぽい描写に騙されそうになりますが、普通に｢大人何人か死んでるんじゃね？｣ってレベルです。 また、設定が古く感じる一方で、現代社会が抱えている幾つかの問題を薄くさらって作品に取り入れている様な部分があり、なんともチグハグな印象を受けました。名作の現代風アレンジを目指したのだとは思いますが、結果的にはどっち付かずになってしまったのではないでしょうか。 と、あまり批判めいたことばかり言っても仕方ないですね。作品のメッセージは明確ですし、前述の通りで敵も構図も解りやすいです。作画も一定水準はクリアしていると思いましたし、音楽がなかなか良かったです。という訳で、いろいろ気にせず素直に観ることをオススメします。