アンのイメチェンが新鮮すぎて良い。キャラデザの固定観念強かったんだな。不穏な2人組が加わっての開始から偏見や人生的な失敗とアンの失態を交えていく。冬という季節に感じるマイナスな雰囲気に合って引き込まれていく。しかしそれは明るい兆しでもあると予想をさせる。自然美と相まって、変わらずに社会風景を赤毛のアンで魅せる。見た目の違いなど関係ない、むしろ多様な視点が得られる素敵な事だとアンらしく教えてくれる。ギルバート側からはセバスチャンを通してその難しさも教えてくれる。劇の楽しさが分かるなら人生の楽しさも分かるんじゃないかなと思ってくる後半。アンや同世代達の興味や成長もしっかり見せる。ヘアスタイルという見た目からも。LGBTや男女の社会活躍もテーマにあげるし、社会について多面的に示していて凄い。マシュウとマリラの背景もかなり出てきた。トラウマを克服していくのが良い。なんだかクスバート兄妹にとってアンの大切さが大きくなっているのをより感じた。アンの世界が深まる。