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1970年代、日本に覚醒剤を売るために韓国・釜山で製造、密輸して麻薬王となった男の実話に基づく話。 主人公を演じるソン・ガンホ、前半の気のいいおじさん、誰の懐にもするりと入れるようなチャーミングさが素敵。後半の恐ろしい顔も好き。左右非対称の目が怖い。ピエール瀧に見える瞬間がありました。 彼を追い詰める検事役のチョ・ジョンソク、東出昌大と田中圭を足して2で割ったような、ちょい古ハンサム感がよかったです。 あまりたくさん韓国映画を観てるわけじゃないけど、日本や欧米の映画と違った独特の雰囲気が好きなのに、話はほとんど「スカーフェイス」だし、演出にも特に凝った部分が見られず残念でした。 特に、音楽使いが好きになれませんでした。前半のイケイケ部分でのポップミュージック、クライマックスのオペラなど、ベタだし使い古された手法過ぎて。しかも選曲センスがいいわけでもなく。 韓国で大コケしたと知って、ソン・ガンホ主演なのに何でだろうと思ってたけど納得。というか、ちゃんと大コケする所に韓国人の映画センスの高さが出てると思いました。
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