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エドモン・ロスタン作の戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』が出来るまでのドタバタを描いたコメディ。 売れない詩人エドモンは唯一自分を気に入ってくれている大女優サラ・ベルナールの口利きで名俳優コンスタン・コクランから戯曲の依頼を受けるが、初演まで3週間しかなかった。。。 ---------------------------------------------- 『シラノ〜』は1897年12月28日の初日から500日400回を打ちつづけパリ中を興奮させたといわれ、今日に至るまで世界中で繰り返し上演されています。 ---------------------------------------------- 劇中劇『シラノ〜』の面白さは自分にはわかりにくくて、中盤までは19世紀のパリの雰囲気しか見どころを感じませんでしたが、劇中劇がいよいよ完成し、40回のカーテンコールの大円団を迎えるくだりはさすがの盛り上がりで大感動。ラスト10分は涙が止まりませんでした。 韻文戯曲の良さは和訳でさらにわかりにくく、劇に馴染みのない自分は本作の半分も楽しめてないんだと思います。 それでも『シラノ〜』がフランスでいかに永く愛されているかは充分に伝わってきたし、みんなで作品を作り上げていくドラマはやはり感動的。 また一つフランス🇫🇷の魅力を知ることができました。 (2020.11.22@MOVIX京都)
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