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ジュネ

ジュネ

9 years ago

5.0


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The Last Stand

Movies ・ 2013

Avg 3.3

アーノルド・シュワルツェネッガーが『ターミネーター3』以来の出演を果たした記念碑的作品であると同時に、80年代のクラシック活劇や西部劇にリスペクトを捧げた監督の心意気が随所より感じられ、見ている間にも「ブラボー!」と快哉をあげたくなってしまう最高にハジけた一作です。 最早時代遅れとなったロートルの老保安官やその取り巻き、自分に絶対の自信を持ち時速300キロでテキサスを走り抜ける麻薬王、過去の因縁に怒りを震わすFBI捜査官など、全てのキャラクターの立ち方が尋常ではなく生き生きしており、それがストーリーをより魅力的にしています。 そんな彼らが要所要所で繰り出す「見せ場」がこれまたとてつもなくクールで、各々が独自の才能を発揮して敵陣と闘う中盤のガンアクションや、迫力満点のカーレースが一瞬にして冷静沈着な駆け引きへと変貌する終盤など、本作には見所がたっぷり詰まっているため飽きが来ず、2時間アドレナリンが出っぱなし。 本国ではシュワルツネッガー最大の失敗作とまで言われ、最早シュワに期待していない人たちが目にもくれなかった為、興業収入もひどい有り様だったのですが、一旦そうした偏見を無くした、フラットな視点でご覧になって頂きたい傑作です。