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作家ロマン・ガリの自伝の映画化だそうですが、相当に脚色してあると思われます。 この映画にあるような奇想天外な出来事が、自伝の中にも書いてあるなら、それはロマン・ガリではなく、梶原一騎か小池百合子の自伝でしょう。 まあ、客観的にもみれば、とんでもなく非常識な母子(とくに母親)ですが、なんとか感動的な着地点にもっていってます。結果的に成功すれば、それまでの過程の正当性が担保されるというものではないんですが、ある意味で純粋な人たちの話なので、起業家の自慢話的な嫌らしさはありません。 毒親は毒親なんですが、「母親を侮辱されたら、担架に乗って帰ってこい。全身の骨を折られても戦え。」というのは、いいセリフですね。 まあヨーロッパの映画らしく、まったりと観るのにはいいと思います。 ただ、よくあることですが、邦題のセンスが悪すぎます。前半だけで十分。
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