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kom

kom

6 years ago

4.0


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Onimasa: A Japanese Godfather

Movies ・ 1982

Avg 3.3

一人の哀れな女"花子"の生涯を通し、一人のヤクザ者の男"鬼政"と、その養女"松恵"の人生を描いた傑作。実際には花子の出番がかなり少ない、というのも意外性が強く面白い物語の構成だった。 とにかく鬼政と松恵のキャラクターが素晴らしい。鬼政はクールな極道のカシラのようでいて、あまり頭の良い方ではなく、寧ろ直情型で独占欲の強い人間。彼はヤクザとしての上下関係より自身の信条を重んじ、常に自分が心を動かされた方に肩入れをする。嫉妬から信頼していた男の指を詰めさせたり養女に手を出したり、本当どうしようもない男なのだが、そこが不器用で愛おしい。鬼政は松恵に対して"娘"と"女"の両方を見ており、松恵は愛憎入り交じる複雑な感情を鬼政に持っている。二人の関係はとても歪で美しい。仲代達矢と夏目雅子が完璧。舐めたらいかんぜよ!は本当最高。岩下志麻は凄い格好良いし、夏木マリも良い味出してた。子役も良かったし、花子役のチョイスも絶妙。しかし女優陣は確かにしっかり脱いで頑張っていたが、このジャケットだとエロ映画みたいで残念。実際は不器用なヤクザ男の生き様を描いた渋い作品なのに。