Comment
「清らか女子高生の裏の顔」 今や出家して千眼美子となってしまった清水富美加主演のミステリー。どことなく舞台調な作品で、名門女子高を舞台に1人の生徒の死の本当の理由は何かを5人のそれぞれが小説という名の形で語り部となって真相に迫っていく。不協和音の学園モノとしてはそこそこ面白かったかな。 『あなたの予測をすべてブチ壊す、驚愕のラスト24分』というキャッチコピーが付いてたせいで期待をしたせいか、それほどドンデン返しに衝撃は食らわなかった。どちらかというとイヤミスのが凄かったよ、ってぐらいラストはエグい。多少ネタバレになるかもだが、察しの良い人は闇鍋の時点で気付くかも。 5人それぞれが語り部となって過去回想に入るのだが、最初の4人は誰かを犯人だと疑ってる内容で、色々と食い違いが出てくるが、正直予想できるトコはほぼ少ない。5人目、死者であるいつみ本人が描いた小説で真相に迫っていくという形。自分はこのいつみの小説の途中で犯人が分かってしまったので驚きも少なかったんだろうけど、これ大体の人が気付くだろう。動機もぶっ飛んでるので、犯人探しみたいなサスペンス要素には重きを置いていない作りになっている。 お嬢様学校を舞台にしてると大体百合なコトもあるが、見た目とは裏腹にガッツリ男女でのエロさもある。特にあの子がまさかあんなプレイしてる役を引き受けてるなんて驚いたわ。 -----------ここからネタバレ----------- 家の放火と姉を階段から突き落とすってガチの犯罪だろ。他の2人に比べて罪が重すぎるんだが、このバランスどうにかならなかったのか。 さゆりがわざわざいつみを殺したのを告白したのはリスク大き過ぎないか。証拠がないという理由だったら他のメンバーも無いだろうし、屈服させらてる理由がもうちょい何かあって欲しかったな。
5 likes0 replies