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もうすぐ母の日を迎えるパリが舞台。 冒頭、様々な仕事を持つ女性達が次々と現れ、出演者の大渋滞! だんだん服の好みや立ち振舞いで判断できました。 シングルマザーで働くジャーナリストは子どもがベビーシッターの方に懐いている。 女性大統領は子どもを産んだばかりで仕事と育児の両立に自信がない。 子どもが大嫌いな大学教授、子どもを持つ自信がない小児科医、そして妊娠したことを話したくても相手が電話に出てくれない女の子…etc。 フランスも日本と同じで「母」の呪縛に苦しんでいるのだな~。 「母とはこうあるべき」とか「生まれついての母性」など窮屈な価値観ばかりは世界共通なのか。 しかし、だからと言って大学教授のナタリーはバスの中で大人げないし、会食の席で当たり前のように授乳し「ウェットティッシュ出して」と偉そうな女性に対してナタリーがおっぱいを出すシーンはやり過ぎ。 まぁどっちもどっちなのでしょうが。 女性大統領のアンヌが不安そうな表情から国政も育児も頑張ろうと決心した姿はとても良かったです。 そんな娘(大統領)を持つ母の温かい眼差しも良い。 タイトルは「パリの家族たち」ですが、ずばり「母親」を描いた内容でした。
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