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わずか2作で卒業となったティモシーボンド最終作であるシリーズ第16作目。 今作は、仲間を殺され復讐に燃えるボンドが、任務を拒否する事で007のライセンスを剥奪されるという異色なストーリーで、これはティモシーボンドならではだと思いますね。他にも鮫に足を喰いちぎられたり、減圧室での頭部破裂などの血生臭い演出や、ボロッボロになりながら決闘するボンドなどこれまでには無かった斬新な展開が盛り込まれています。これまでのスマートなボンドとは対照的ですが、最後の決着はやはり007的であり、ストーリー全体のケリもつけたカッコいいラストです! 007作品5作を監督したジョン・グレイは今作を「最高傑作」だと述べているそうです。興行収入はそこまでで、007シリーズとしても印象の薄い作品ですが、ストーリーや斬新さ含めて大好きな作品です。 クライマックスでボンドとサンチェス組織が繰り広げるタンクローリーのカースタントですが、この撮影中にスタッフ達は数々のオカルト現象に出会ったらしく、爆発炎上するタンクローリーの宣伝用スチル写真には「手の形をした炎」が写っており、撮影現場となった山道では過去に尼僧数人が乗った車が運転を誤って転落死亡事故を起こしたという場所だったらしいです。写真見ましたけど、結構ビックリしました。。。
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