NASAに実在した女性の宇宙飛行士の実話を基にしたストーリー。 宇宙での任務を終えたルーシー(ナタリー・ポートマン)は帰還後に早くも次のミッション「オリオン」に志願する。 本来、ルーシーは大学は卒業生総代、海軍の学校も成績表トップで優秀な実績を残している。 こんな優等生役はナタリー・ポートマンにぴったり。 地球上では同じNASAの広報に勤める優しい夫ドルーと暮らすルーシー。 しかし帰還後は周りのすべてがちっぽけに見える。 そんなルーシーが同僚のマーク(ジョン・ハム)と不倫関係になりエスカレートするのです。 水中の訓練映像はなかなか面白かった。 スーツが破れ、ヘルメット部分に水が入っても慌てずに任務を遂行するけれど、あの冷静さは異常なくらい。 そんなルーシーがマークの浮気を疑ってあらぬ行動に出るシーンは何だかな～。 ルーシーの生育歴とか、母親が亡くなった事もあるのだろうが、まったく同情できない。 ランドクルーザーに姪っ子アイリスを乗せて浮気相手のマークを追いかけるシーンはまさに狂気。 結局、傷害罪で逮捕されたルーシーがその後に養蜂の仕事に就き、着用するのが宇宙服ならぬ蜂から身を守る防護服。 実際のリサ・ノワック事件では運転中にトイレに行かなくても良いように「紙オムツ」を着けていたとか。 優秀な頭脳で２番手以下になったことがない、そんな主人公の挫折がとにかく痛々しかったです。 ちなみに、ナタリー・ポートマン作品は個人的に退屈なものが多くて、好みじゃなかったかな～。