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『アバター』以来となる全米6週連続1位を記録したホラー映画。 高校生の主人公ベンは、母親と離婚し別居中の父親と一夏を過ごすことになる。その間、ベンは隣に住むディロンという少年と知り合うが、ある日、彼が自分の母親の様子がおかしいと訴えてくる。ベン自身も異変に気付き、窓から隣人宅の監視を始めるが、まもなくディロンが行方不明になってしまう…。 あのサム・ライミが絶賛しただけあって、視覚的に人を驚かすことにしか能がないそこら辺のB級ホラーとは一線を画す上質な作品でした。もちろん視覚的にインパクトのある魔女も登場するのだが、全体的には、じわじわと精神的に追い詰めていくタイプのホラー。「記憶を消すことができる」「人に成り代わることができる」という魔女の能力も上手いこと活かしているし、所々で感じる「違和感」を終盤で一気に回収する脚本もお見事。映像に頼らず、ちゃんとストーリーでも驚かせてくるホラー映画って、今じゃかなり稀有な存在だと思います。 確かにツッコミ所もあるっちゃあるのだが、自分はあまり気にならず、ホラーとしてもサスペンスとしても純粋に楽しめる内容でした。
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