Comment
きた

きた

3 years ago

4.5


content

Dogville

Movies ・ 2003

Avg 3.4

これは本当に素晴らしい。「根っからの悪人なんかいない」「環境が彼らを悪事に走らせる」思わず同意してしまう美しい考え方だ。でも主人公の受けた仕打ちを疑似体験するうちにそんな綺麗事は吹き飛んで最後の選択に爽快感を感じてしまう。 その観客のスッキリ顔を監督が画面の向こうからニヤニヤしながら見てる感じがある。人間は綺麗事が好きだな、でもニコールも村人も、俺もお前も全ては犬畜生と同じなんだよと。 そんなことはない、村人を殺すべきじゃなかったと反論しようとするも「俺だけヤラせてもらえない!」とわめくあのはた迷惑なポール・ベタニーや目の前で置物を叩き割ったクソ女どもを思い出すとやっぱり「あいつら死んでいいわ」になって何も言えなくなってしまう。肩入れする人間がどこにもいなくなってしまう。なんて意地悪な監督なんだ。