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前作を踏襲してはいるが、復習はあまり必要ないと思った。冒頭でマイケル・ダグラス扮するゲッコーのシチュエーションがきちんと説明されるからだ。 良いと思ったことはそれだけで、正直言うが、失敗作のような気がする。まず、収め方が、結局は金持ちになったヤツ、しかもワキをきちんと締めているヤツがエライ・・というところであり、あまり大衆的でないと思う。 また、主人公が全然優秀でない。これだけバカだと、ウォール街どころか、日本の小さな証券会社でも生き残ることはまずは無理だろう。さらに、ヒロインがそれに輪をかけて異常にお人よしである。何しろ、父親と、婚約者双方に、カネがらみで利用されるのだ。 社会派であるオリバー・ストーンが監督するのだから、恐らくリーマン・ショックの教訓、すなわち生産無き金融ゲームの破綻・・みたいなところで、鋭く突っ込んでくるのか・・、またそれに基づいた逆転サクセスを主人公が担うのか・・・と思ったのだが。ちょっと裏切られた気分になってしまった。
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