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漂う不穏な空気 何が起こるかわからない不気味さ 不安定な心理が、波紋のように広がっていく 幾重にも連なる不調和音に、追い詰められる恐怖 冒頭からの伏線がつながる度に息苦しくなる ミニチュアが示すように、これは[作られた家庭]の家族に仕組まれた[呪い]だ。 幸せの象徴であるはずの家族が、実は一番身近な恐怖[逃げられぬ呪い]となる事を教えてくれる。 現実にも起こりうるような絶妙な語り口で展開するから、観終わっても恐怖の余韻が残る。 エンディングに流れる60年代ヒット曲[青春の光と影]の爽やかさが、映画の不気味さと相反して逆に凶々しさを際立たせる。スイカに塩を振ったら甘さが増すように…
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