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★死ぬまでに観たい映画1001本《第4版》選出★ 【隅に置けない映画】 ◇ジーンズの股にお宝が眠っていた映画◇ 【ヌードな映画】 ◇ヘザー・グラハム◇ ◇ジュリアン・ムーア◇ ナイトクラブでバイトをする主人公エディは、ある夜、ポルノ映画界の巨匠ジャック・ホーナーに 「ジーンズの股にお宝が眠っているぞ」 とスカウトされて、ポルノ映画界に飛び込み、一躍大スターに成り上がるが・・・。 ポール・トーマス・アンダーソン監督による【ポルノ業界の光と影を描いた群像劇】であるこの『ブギーナイツ』は1997年の映画だが、私は2002年の『キリング・ミー・ソフトリー』からの本作だった。 もちろん、いちばんの狙いは【ローラーガール】ことヘザー・グラハムだった。 彼女、ローラースケート履いてあっけらか~んと脱いでたな。 脱いだといえば、もうひとり、ジュリアン・ムーア。【濡れ場】を撮影している場面がとにかく色っぽかった。 先に言っておくと、ジュリアン・ムーアは本作での演技でアカデミー賞、ゴールデングローブ賞の助演女優賞にノミネートされたほか、数々の映画賞で助演女優賞を受賞し、長い下積みから一気に日の目を見ることになった。 映画の内容は、簡単に要約してしまうと 【人生山あり谷あり。良い時もあれば悪い時もある。少しくらい脇道に逸れたって、まだまだやり直せるさ。手と手を取り合ってもう一度頑張ろう】 これが、個人的に見事にハマってしまった。 155分という上映時間は一切気にならない。むしろ、あっという間。 俳優陣がまた憎らしい(褒め言葉)。 主人公エディを演じたマーク・ウォルバーグを筆頭に、先述のヘザー・グラハム、ジュリアン・ムーア。 ドン・チードル。 ジョン・C・ライリー。 ウィリアム・H・メイシー。 ルイス・ガスマン。 トーマス・ジェーン。 フィリップ・シーモア・ホフマン。 アルフレッド・モリーナ。 観ていて飽きない。 そしてもうひとり、バート・レイノルズ。 私の年代にとってさえ、当時完全に【往年の大スター】で、もう【過去の人】と思っていたものだから、本作で、理想に燃えるポルノ映画監督を背中に哀愁を漂わせながら見事に演じる姿にとても感じ入ってしまったのをよく憶えている。 彼もこの演技でゴールデングローブ賞助演男優賞を筆頭に様々な映画賞の助演男優賞を片っ端から受賞した。そりゃ完全に納得だわ。 そんなこんなで、私の中では、絶賛の逸品なのだ。
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