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はしやすめ

はしやすめ

3 years ago

4.0


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Mad God

Movies ・ 2021

Avg 3.3

Dec 21, 2022.

ジャンクヘッドも汚しや密度が凄かったけど、マッドゴッドの方がより狂気と執着を感じられて好きだ。ジャンクヘッドは「上手い"汚し"だなぁ」だとしたら、マッドゴッドはそんな事考える間もなく「汚い、穢れてる、おぞましい」重油なのかよく分からない汚いドロドロの液体と血と内臓。 あとはヤン・シュヴァンクマイエルが口に執着しているように、フィル・ティペットは目に執着している。あらゆる所にあるグロテスクな目は、生きた目をしていて、ストップ・モーションアニメだとは思えない。 人類最後の男から、地下に派遣されたアサシンは時限爆弾を持っている。アサシンが大量に並べてある様子からこのミッションは未だ成功していない。地下には人に電気ショックで糞尿を垂れ流させ、栄養分とする怪物や、シットマンという土くれの大量生産される労働者がおり、列車やローラーに轢かれたり簡単に死んでいく。まさに地獄。 アサシンは地下奥深くにたどり着き、時限爆弾を爆発させる寸前に捕まり、闇医者と闇ナースに体を開かれる。アサシンの中身は血と内臓と貴金属と本の一部、そしてミノムシの赤ちゃん(名前はミートボール)であった。 アサシンからの信号が途絶え、人類最後の男は新たなアサシンを地下に送り込む。この第2アサシンは自転車や自動車を駆使し、まずは地上を進む。地上はミサイルと爆弾が飛び交う戦地であったが、音楽が明るく、さっき観てた地下よりも美しく文明があるように思える。戦争をしているので人がいるはずだが、人が一人も見当たらない所が空恐ろしいが。第2アサシンは地下への道を見つけ、下に下に降りていくが最後にどうなったかは分からない。 闇ナースからミートボールを渡された浮遊するアルケミストは残忍なインプにそれを渡し、骨からダイヤモンドを作ってもらう。地下に光が入り、ダイヤモンドの粉が舞う。止まっていた時限爆弾の秒針が動き出し、爆発が起きる。この爆発はビックバンであった。 自分で書いていても全く意味が分からない(笑) 多分、あの世界は一度終わっていて、もう一度始まる世界なんだと思う。つまりはCGに負けたけれど、どこかで生きていて、もう一度始まる世界。でも、それは地獄…みたいな。アサシンはストップモーションアニメーターなんだとしたら、人類最後の男=神的存在から、制作という地獄に落とされ、地獄を終わらせ新たな世界を作るも、またそこは地獄で新たなアサシンが降ろされる…無限地獄。