「酔いまくりなお化け屋敷」 ブレア・ウィッチ POV視点で撮影、正体不明のホラーとして一斉を風靡した「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」、その正統続編がこの作品である。実に17年振り。前作のラストで姿を消した姉の姿を偶然YouTubeで見かけた弟が捜索に向かうという導入。 時代の進化と共にPOVをアクションカメラやドローンなどを使って撮影を行うが、17年経っても変わってないのがストーリー。魔女などの設定もそのままに全く明かされることなく、正体不明の生物たちに次々と脱落していく登場人物たち。まあ、理不尽だからこそホラーなので、コレで正解とも取れるが。 問題なのは、終始画面がブレていたり、ブツ切りになったりと、まともに移るコトが少ない演出にある。めったに画面酔いしない自分でもかなり酔ったので、酔いに弱い御仁は注意が必要。最後らへんなんて懐中電灯のかすかな照らしぐらいしか映らないから何やってんのかすら把握しにくかった。 怖いか怖くないかで言ったら十分怖かったんので、まあその点は良かったかな。