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ジュネ

ジュネ

8 years ago

2.0


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Promised Land

Movies ・ 2012

Avg 3.1

名匠ガス・ヴァン・サントによるドラマで、今や石油燃料をしのぎアメリカ国内の主要エネルギーとして認知されている天然ガスの問題に踏み込んだ一作です。 作中でも何度か問題視されるように、天然ガス採掘の際に行われる「フラッキング」が環境汚染を引き起こすのでは、と懸念されている。しかし田舎の農村にとってガス会社から受けとる助成金は生活を一変させる事態であり、会社側の「明るい未来へのバトンだ」という言い分も完全には否定できません。 そんなバランスの難しい問題にどう切り込むのかと思いきや…何じゃこりゃ。マット・デイモンの人柄と醸し出す雰囲気に頼りまくって焦点を散々はぐらかし、非常に中途半端な映画です。あれだけ問題提起をしておいてこんな安直な結論に持ち込むくらいなら、最初からシリアスなテーマなど扱うべきではないでしょう。 しかも映画全体のムードは明らかにフラッキング否定派に傾いており、マット・デイモン演じる主人公もその流れに呑まれて信念を容易く曲げすぎです。お前に勤め人としてのプライドはないのか、と思ってしまいました。