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★死ぬまでに観たい映画1001本《第4版》選出★ 【別バージョンがある映画】 ◇スペシャル・エクステンデッド・エディション◇ 『旅の仲間』のスペシャル・エクステンデッド・エディション(SEE)は劇場公開版178分に対して30分長い208分。但し、エンドロールが27分もある。他の2作はそんなに長くはないのに、なぜ本作だけこんなに長いのか、謎といえば謎。 Discは2枚組で、それぞれ100分強ずつ収録されているから、なんだか映画2本観る感じ。1枚目がちょうど裂け谷での会議で【旅の仲間】が結成されるところまでだから尚更そんな気になる。 SEEを観るのは2回目だが、今回は『ホビット』3部作からの流れがあるから、やはり同じ場面(たとえば、ギムリがガラドリアルに「グローインの息子、ギムリ」と呼ばれる場面とか)でも全然感じ方が変わってとても新鮮だった。 特に、本シリーズではイアン・ホルムが演じているビルボ・バギンズには60年前の旅が丸々乗っかっているから彼の一挙手一投足に様々な感慨を覚えずにはいられなかった。フロドにミスリルを譲り渡す場面とか・・・。 さて、裂け谷で結成された9人の旅の仲間は早々にバラバラになってしまうが、【一つの指輪】を滅ぼすための本当の旅はこれから。 なによりもサムの、ガンダルフとの約束や忠誠心だけで計れないフロドを気遣う思いにあらためて感動し、真の主人公はやはり彼だと、これもあらためて強く思った。サムが最高にカッコいい場面は『王の帰還』の終盤に訪れる。 もう一度、早く、あそこに辿り着きたいと思う。 【4K UHD Blu-rayで再見】
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