Comment
ラスト手前までは良かったな~と思ったけど、あのオチは個人的に「ないわ~」ってなっちゃったな。 シリア難民の厳しい現状というのは凄く伝わる。(そもそもサム(ヤヤ・マヘイニ)が恋人(ディア・リアン)と離れる羽目になったのは不当逮捕がきっかけだし。)国にいても過激派が街を支配し、いつ爆発が起きるか分からない。国を出ても難民であるがための不当な扱いや差別を受ける。そういうのはビシビシ伝わる。 オークションのシーンでサムが「商品」であるうちはどんどん高値で取引されてもてはやされていたけど、「人間」となっていつも持ち歩いてるイヤホンでちょっと脅したらシリア人であるからかテロリストと扱われる。そんな悲しみ。 芸術家(ケーン・デ・ボーウ)と側近(モニカ・ベルッチ)はやな奴なのかな?とか予想してたけど全然そんなことなかった。まぁ、恋人の夫がしたような「商品」に手荒な真似はしないだろうけど…。 でもやっぱりハッピーエンドすぎてちょっと戸惑っちゃうな。フェイク動画作って流して、皮膚を培養させて新たに彫り直して~とかそこまで協力する義理ってあの芸術家にあったのかな?と。ISISに本当に殺されてた方がかえって綺麗だと思うけど、厳しい状況のシリア人達にとって、ほんの一筋の光となって欲しかったのかな。
This comment contains spoilers.
1 likes0 replies