ジェシカ・チャスティンが暗殺者AVAに扮するアクションムービー。 プロデュースも兼ねているだけあって、単なるアクションではない骨太な作品に仕上がってます。 オープニングから大写しになるジェシカ・チャスティンのスクリーンならではの迫力にまずやられました。 そして暗殺者AVAの内面の葛藤の描き方がシンプルだけど力強くて、この辺が従来の（ヒーローチックでご都合主義な点が多い）作品とは一味違うリアリティと重厚感を醸し出しています。 ジョン・マルコヴィッチ、コリン・ファレルもさすがの演技でしたが、やっぱりジェシカ・チャスティンはすごい。 彼女の美しい涙がとても印象的でした。 『ロング・キス・グッドナイト』ファンにはお母さん役ジーナ・デイヴィスのキャスティングもナイス。 巷の評価はアクションの派手さが足りないせいか低めみたいですが、自分は非常に満足でした。 2021.4.18@Ｔ・ジョイ京都