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作品の見方というものを教えてくれた作品。 当時どうしても好きになれないルパン映画があり、大好きなルパンなのにどうしても受け入れられない。でも同じルパンなのだから好きになるべきという葛藤があった。 そんな時この映画を観て、作品ごとに別々のルパンがいるという設定に衝撃を受けた。自分の大好きなルパンシリーズと好きになれないルパンシリーズは同一人物じゃないんだ!無理に嫌いなものを受け入れなくてもいいんだ!とすっと気が楽になった。 それ以降ルパン以外の作品でも、好きな作品を馬鹿にするようなパロディや別監督の解釈違いでのキャラの違和感もまぁ別人だから嫌いでも大丈夫 と思えるようになった。シリーズごとに別人、というこの映画の設定は他の人のレビューでは賛否両論あるが、私は結構気に入っている。 作品自体に目を向けると、結構ダークでミステリアスで、でも落ち着いている。私は謎に包まれているルパンが大好きなので、今までのルパンの設定すら覆すようなこの作品のルパンが大好き。これまで見てきたルパン像さえ本当かどうかわからない、なんてまさに世界一の大泥棒にふさわしいと思う。 あと主題歌について、カリ城の方も好きだがしっとりセクシーに歌い上げるこちらの炎のたからもののほうが個人的に好き。
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