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伊勢進富座さん、再開第一作目。 シェイクスピアはグローブ座の全焼を機に引退し、ロンドンから家族の待つ故郷へと戻る。 故郷にいるのは妻アン、結婚した長女スザンナとその夫ジョン、そして未婚のジュディス。 しかしシェイクスピアは若くして亡くなった長男ハムネットに取り憑かれ、庭を作ることにする。 なぜ若くして引退したのかというテーマに監督/主演で挑んだケネス・ブラナー渾身の力作。 跡継ぎを切望するシェイクスピアと結婚しないことで何かと対立するジュディス(キャサリン・ワイルダー)が美しい。 舞台は17世紀。蝋燭の灯り、暖炉で薪が弾ける音、舞台のような長台詞、全部が戯曲っぽい映像で、まさにシェイクスピアの重厚な世界観を堪能しました。 (2020.6.2@伊勢進富座)
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