Comment
マザコン気味の老俳優が、過去の女の記憶を探しに禁断の扉を開けてしまったら、もうそこに待っているのは、半分地獄のみじめな世界でしかない。母親に言われたからと言って、血のつながっている育ててない実子に会うことに、どんな覚悟ができていたのだろうか。原題の意味を突き詰めると、あの時、暴漢に襲われて行き倒れになったほうが、ラストのふにゃふにゃした終わり方にならずによかったのではないか、とさえ思った。
Be the first one to like!0 replies