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アメリカのFOXニュースの会長ロジャー・エイルズへのセクハラ告発という、ほんの5年くらい前の実際の出来事を描いた映画・・・だったとは。 土下座してお願いするならまだしも(いや、そういうことではないか(汗))自分の地位を利用して、相手の女性に性的な要求をするなんて、当然許されることではないのだが、ロジャー・エイルズが解雇されても告発者であるグレッチェン・カールソンが莫大な示談金を得ても、なぜか溜飲が下がらなかった。 むしろロジャーの「(今はこんなブクブクの爺ィだが)若い頃はまあまあいい男だったんだ」とか「女がその気になった時の目つきくらいわかる」とかいうセリフに、ちょっと頷いてしまう自分がいた。いかんいかん。 本作ではシャーリーズ・セロンがメーガン・ケリー、先のグレッチェン・カールソンをニコール・キッドマンが演じていて、いずれも、かのカズ・ヒロがメイキャップを施し、見た目を本人に寄せているのだが、率直に言うと、なんだか作り物感が強くて違和感大だった。本人の顔とも見較べてみたが、いうほど似てないし、それぞれ素顔で演じていても良かったんではないかと思ってしまった。 マーゴット・ロビー演じるケイラは架空の人物のようだが、だったら、彼女までロジャー・エイルズからセクハラされるというのは、さすがに彼に失礼じゃないか?この映画の企画自体、彼が亡くなってすぐに動き出したそうで、なんかいろいろ引っ掛かる。 【U-NEXT】
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