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ウィッチ、いわゆる魔女って、欧米では悪魔に次いで恐怖の対象になるみたいですが、日本人としては今一つピンとこなくて、大昔火あぶりにされた魔女の復讐だとかの作品って何だかなぁって。 ほら『ジェーン・ドゥの解剖』とか、遺体の内側に何か書いてあるとか途中まで恐怖の連続だったのに、結局は魔女の仕業だった事が分かって、がっかりでした。前に話題になった『ブレア・ウィッチ』とかも楽しみにして映画館へ観に行きましたが、魔女を探しに行くって、なんにも出てこないし、眠くなるほどホントに退屈な映画でした。 そう!日本人にとって魔女って、メグちゃんとか宅急便なんですよね。 前置きが長くなりましたが。ところがどっこい、この作品はウィッチとは言え、これまでの魔法使いとかの『魔女』ではないのです。得体の知れない呪われた何か。存在としては呪怨に近く、だから非常に不気味で怖かったし、次々に人に取り憑き、死体を破って中から本体が現れる映像など、間違いなく怖面白い作品でした。不穏な余韻を残すラストもホラーの常套ですが悪くないです。
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