
Jenny
4 years ago
4.5

Blindspotting
Movies ・ 2018
Avg 3.6
May 04, 2021.
本作はカルロス・ロペス・エストラーダ監督の初長編映画というのが信じられないくらい、本当に面白く軽快なのに、扱っているテーマは物凄く複雑でシリアス。原作脚本をほぼ無名の主演の2人が手掛けているというのにも驚きました。(コリン役のダヴィード・ディグスはワンダーの先生役の俳優さんですね。本作とは全然違う役なので、それも驚き。) 全ての登場人物の台詞の一つ一つが後から重く心に響くような、そんな映画でした。オバマさんはこの映画をどんな気持ちで鑑賞したのでしょうね、、。 コリンの元カノのヴァルが言った、「マイルズと一緒にいて問題が起きた時、撃たれるのは誰だと思ってるの?」の一言がせつなかったです。観終わった後で思えば、これも本作のテーマに紐づいている訳ですが、、。 後半は胸が締め付けられて呼吸が浅くなっているのを感じる程の迫力でした。恐るべし新しい才能。 Rotten Tomatoesでは94%が高く評価、平均10点満点中8点以上を得ているそうで、中でも特筆すべきは低評価が殆どなかったということ。シンプルに凄い。