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圧倒的シンジくん。最初から最後までしっかりシンジくんでした。弱いときも強くなったあともシンジくんでした。でも、シンジくんで良かった。闇を抱える少年を演じさせれば緒方恵美の右に出るものはいない。 なんというか、芝居の質が違う。緒方恵美だけ違う作品に出演してるんじゃないかと思うくらい、ある意味で異質な存在で、乙骨がしゃべると違和感があった。しかし、乙骨が一度口を開くと、他のキャラクターなんて忘れてしまう。劇場全体が乙骨に支配される。圧倒的な存在感。この作品は緒方恵美に支えられている。乙骨を演じているのが彼女でなければ、こんな緊張感のある映画にはならなかったはずだ。声優緒方恵美に脱帽です。 全体的にまとまっていて面白い話しになっていた。100分とは思えない完成度だと思う。ただ、上映時間100分だったらあと20分くらい長くしても良いのではないだろうか。強くなっていく過程をもう少し観たかった。組み手のシーンのあと、いきなりラストバトルだもんね。とはいえ、今でも充分伝わったし、描写不足だとは思っていないけど。贅沢な苦言を呈すならそんなところか。 あと、バトルシーンが凄まじかった。あのバトルを観るためだけにもう一度映画館に行きたい。それくらい記憶に残るカッコいいバトルだった。地上波の放送とは一線を画す作画です。劇場に足を運んだ甲斐がありました。
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