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まるで身動きままならぬ潜水服を着せられて、海底に沈んでいくような… 脳梗塞で全身麻痺となり左目した動かせなくなった男の実話で、彼自身が発表した小説の映画化作品。 瞬きで一文字ずつ選んで単語にする作業は、20万回の瞬きを要したという。 こんな途方もない偉業が成し得たのも、彼を愛する人々の支えあればこそで、それが彼を生かす力になった事だろう。 主人公が語る、左目以外で失われていない二つ[記憶]と[想像力]こそが、人間に最後まで残された[力]なのだろう。 想像力は絶望の淵から人を舞い上がらせる。 儚げな[蝶のはばたき]は力強い真実の言葉として我々の人生に勇気を与えてくれる。 私たちも[蝶の夢]を見よう。 [蝶野正洋の夢]でも良い…
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