ストーリーも、CGも、何故かラストが近づくにつれチープになって行くという映画で、予算的な切迫感が感じられる。 デビルなら、しかも大物なのであれば、何故このようなまどろっこしいことをやらねばならなかったのか？　そこが最後まで解らない。 また、相棒のロン・パールマンの役どころも良く解らない。いてもいなくても別にいいと思う。 まあ、そんなことはどうでも良いのかもしれない。 中世の騎士と悪魔が登場するテレビ･ゲームだと思えば腹も立たない。 つまりは、二人の騎士が、硬軟癖のある連中を引き連れて、重要な荷物（この場合、少女もしくは魔女）を守り、目的地へと向かう。途中、ポイント、ポイントで難関を乗り越え、ラストで大ボスと戦い、最終アイテムを奪取する。 このようなロールプレイング・ゲームの中継に、ニコラス・ケイジが出演したのだと思えばよいのではないか。