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2021.12.15.102.M.Sth 2021.12.26.108 かつて栄華を誇ったグランド・ブダペスト・ホテル。いまは劣化が進み閑散としているが、そこにとある作家が宿泊する。ホテルのオーナーであるゼロは、貧民から財を成したそうで、ある日作家はその秘密を聞いてみることにした。ゼロは作家と食事をしながら、自分とこのホテルの歴史を話し始める。 話の主役は、前オーナーのグスタヴで、ゼロはその付き人。ある常連客が亡くなったことをきっかけに遺産問題に巻き込まれていくのだけど、とにかくテンポよくコミカルに物語が進む。人が死んだり殺されたりする場面が割と多いが、グロさは全くというほどなく、さらっと人が死に、さらにコメディ色が増していく。 すごく簡単なようで、実はかなり深い映画なような気がする。とある考察者さんが他サイトで「絵本を読んでいるようだ。なぜなら…」と解説してらしたが、“絵本のよう”とは、的を射た表現だと思う。 不思議な面白さがある映画。観終わったばかりなのに、また観たくなっちゃってる。
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