フェミニズムを描くのに、まだ女性の地位が低かった80年代に設定するのも、それまで男のものだった職業に女性をつかせるのもよくある手法で、それをスポ根風に落とし込むのもよく見る手法 80~90年代へのノスタルジーも昨今のトレンドで、そんなトレンド塗れで一見何の目新しさも無さそうな超王道群像劇なんだけど、キャラクターがしっかりと描けているのでグイグイ惹き込まれてしまう 様々な事情を抱えた者たちが試行錯誤し、努力した結果が集約される試合シーンは多幸感が半端なくて、涙なしには見られない 女子プロの試合見ながら泣ける不思議な体験が出来ます そして少しだけハッピーな気持ちになれる 男尊女卑的な価値観は未だ根強く残っているけど、ホント少しずつだけど世界は確実に前進してる それは男の功績じゃなくて、GLOWのような女性たちが勝ち取ってきたものなんだってのが嫌味なく爽やかに描かれている